kuramoto kujiranami      HOME ■    

今月のトピックス

2003/12/1 早くも12月。酒造りが始まると毎日が早い。
あれもこれもと思っているうちにすぐすぎてしまう。
朝の作業は5:30分〜。一日の作業は麹の盛作業から始まる。
7:00に朝食の為休憩。
この時期の夜明けはちょうどこの頃。
普段朝日の時間はまだ爆睡状態であるがこの時ばかりは朝飯前の仕事をかたずけた充実感でいっぱい。
すがすがしくて空気がおいしい。

2003/12/4 形あるものは壊れるもんだ!
本日は自動ポンプ制御がこわれた。
いったい何かというとお酒を搾る際、小さなタンクで一旦受けてそれをポンプで大きなタンクにうつす時いっぱいになったことを感知する機械である。
なぜこれが必要かというといっぱいになってそれに気づかずこぼれてしまうのを防ぐためだ。
これがあるおかげで夜中もぐっすり眠れる。
ところがである、これが作動しなくなってしまった。
急遽、取り付けた電気屋さんに電話し修理を頼んだ。
電気屋さんがきてくれて”ほっ”としたのもつかのま、どうも部品が壊れてすぐ修理は出来ないらしい。
すぐに取り寄せてくれる手はずはとったが今搾っている酒はどうなるの。
そう、おもりをしなくてはならなくなりました。
そんなにすぐいっぱいになるものではないので昼間は気をつけていればいいが問題は夜中。
今日は杜氏が起きてくれる事になった。
次の搾りは三日後。それまでに部品が届けばよいがちょっと心配だ。
困ったもんだ!また一つ心配の種が増えてしまった。

2003/12/7 当蔵の蔵人は杜氏を含めて3人。岩手県からやってくる南部杜氏だ!
当然、蔵にて寝泊りをして酒造りをする。
毎日の3度の食事を用意するのも大変な仕事である。
我が家はこの食事を作るのは母親とかみさんの仕事。
朝7:00 昼12:00 夜6:00の3食。
栄養を考え、好みを考え、食費のことも考えてする作業は大変である。
母親とかみさんには哲学がある。
”おいしいご飯をたべなくちゃ良いお酒はできない”
これはまったくその通りだと思う。
故郷を離れ朝から晩まで酒造りに没頭する蔵人にとって食事は唯一の楽しみであるはずである。
蔵入り、甑倒し(最終の蒸作業)の日などはささやかなご馳走を用意する。
決して手を抜かない姿勢には頭がさがる。
蔵人にもその情熱が通じるらしい。
”おいしいよ”といって残さずたいらげる。
”和”がよい酒を醸すと言った人がいる。
こういう所なんだよな!!

2003/12/10 昨日は中津川酒造組合の総会。
その中で労働災害防止の講義を一時間程うけた。
この寝不足の時に講義は非常に辛かった。
酒造に関する事例も紹介された。
タンクの掃除にはいろうとした人が酸欠になり倒れてしまったというもの。
これは密閉タンクといわれる頭が小さくなったタンクでの作業時の話。
上槽直後にタンクの掃除に入ったときに酸欠になったらしい。
酵母は酸素を吸って糖分をアルコールにかえる
タンクの中は酸素が少ない状態になってしまう。
当蔵は密閉タンクよりも開放タンク(ずんどう型)が多いが怖い話である。
そうでなくても発酵中のタンクに落ちたらひとたまりもない。
炭酸ガスで気を失ってしまい一巻の終りだ。
そんな事を考えていると櫂入れ作業もへっぴり腰になってしまう。
まずは安全第一。

2003/12/13 この所寒さが厳しくなってきました。
灯油の消費量もうなぎ昇り。
寒いのが嫌いな私はすぐファンヒーターの電源を入れます。
朝一番に灯油切れなんてことになるとすごいショック!
本日は酒販店の配達が集中。
にごり酒の出荷が多くなってきました。
醪(もろみ)の面倒はみなくちゃいけないし配達はあるしで大忙し。
12月らしいと言えばそうだかもう少し分散してくれたらいいのにと思う。

2003/12/16 本日うっすら雪化粧。
ちらほら雪が舞う事は先週あったがうっすらでも積もったのは今年初めて。
見た目にはきれいだがあまり降りすぎるとやっかいだ。
この辺り何メートルも雪が降る豪雪地帯ではないが、標高が高い分、40cm位の積雪が年に4、5回はある。
先日までは気温が高すぎて醪管理に手をやいていたが、この寒さで落ち着き気味。
逆にこれ以上寒くなってしまうと、保温の方法を考えなくてはならない。
今蔵の中の温度が5度位(朝晩はもう少し下がるかな)。
これくらいがベストの室温だと自分は思っている。
年明けは寒くなりすぎてマットやら行火やらが必要だな〜。
吟醸がよい感じになってきた。香りまあまあ味に深み有り。
2、3日後には搾りますよ。
あの、手間のかかる首吊りで(もとい袋吊りで)!!


2003/12/19 さぶい(さむい)。
午後あたりから雪が舞い始め夕方にはうっすら雪化粧。
タイヤはスタットレスに換えたし、とりあえず閉じ込められる事はあるまい。
でもこのタイヤ、買ってから4年たってるから殆どノーマルタイヤとかわらない位の硬さ。
今シーズンは大丈夫だろうか??と思っている。
ちょっと財布もさみしいし出来ればもう一シーズンもってくれないかな〜。
この辺り、雪はそんなにつもらないんだが朝晩の凍結が激しい。
無謀は友人がどれだけ滑った事か!
冬タイヤもすりへるまで機能を果たしてくれればいいのに、硬くなってしまうんだよな。
明日の朝は一面銀世界という天気予報。
明日は朝一で搾りの準備をしたいんだがこの分だと雪かきかな??

2003/12/21 大吟醸の袋吊り。
昔の酒袋にお酒をいれ吊るしていきます。
丸一日かけると醪の半分位の酒が袋からしみでます。
これが袋吊り(通称首吊り)。
一切加圧をしないで自然に垂れてくるお酒だけを集めた贅沢品。
当然全て手作業。
袋からお酒がしたたり落ちる香りは最高。
一部は品評会用に使用し残りは愛好家の方が買っていきます。
今日は気温も低く手がかじかみ思うようにつるす事ができずお湯で手を温めながらの作業。
これが”うまい”から仕方がないんだな。まったく。


2003/12/24 メリークリスマス!!
日本酒とクリスマスというのは何か会わない気がする。
やっぱり日本酒=お正月だな。
でも、ごく一般人の私としてはこの手のお祭りは大好きである。
のんびりクリスマス・イブを楽しみたい所だが明日の出荷の準備がまだ出来ていない。
寒い蔵の中をこの時間(PM7:30)にいったり来たり。
あまりの寒さに事務所に駆け込みHPの更新に励んでいるわけです。
今日はケーキでも食べながら”笑っていいともクリスマス特大号”を見る予定だったが、多分だめだな。
早く片付けてしまおう。

2003/12/25 年賀状を書き始めた。
ほとんどはパソコンで作るのだが一言を付けるようにしている。
普段会っている人はいいが、学生時代の友人、会社勤務時代の友人、恩師とは年賀状での付き合いになってしまった人も多い。
一言といってもなかなか難しい。
なんだか毎年同じような事を書いてしまう。
自分の表現力の無さに情けなくなってしまう。
くだらない事ならたくさん書けるがちょっと気の利いた文章にしようなどと考えてしまうからいけないんだけど・・・。
今年はこのホームページを作った事をたくさん書いた。
なんと言われるだろうとちょっと心配ではあるが、いろいろ感想を聞かせてもらえばそれは楽しい。

2003/12/28 今年もラストスパート。
酒屋は一年で一番忙しい時期。あと三日がんばればとりあえず年が越せる。
今年はにごり酒としぼりたてが好調。
にごり酒は完売直前、しぼりたてはまだいけますよ。
しかし、お馴染みの普通酒は11月と12月初めの暖かさも加わり苦戦気味。
お正月はやっぱり日本酒を飲んでほしいな〜。
今晩は消防団活動の一つ、年末夜警に行ってきます。
夜中に消防車で地元を巡回します。
そして朝方、家に帰ってくるというもの。
明日はラベル貼りをしなくちゃいけないけど起きていられるかは疑問。
まあ明日になったら考えよう。
多分、爆睡でしょう。

2003/12/31 年の瀬。忙しくはあるが新年を迎える準備もしなくては。
まずは洗車。
一年お世話になった配達用のトラックと軽バンはこのとき位きれいに。
お酒の神様、松尾様にもお供えをして。
玄関には門松、蔵にはしめ縄、釜にはお餅とみかんとたつくりと榊。
いろんな所にお供えをして。
後は、年越しそばを食べて紅白を見て終り。
皆様、良いお年をお迎え下さい。

|ページTOPHOME